科学技術振興機構 さきがけ エピジェネティクスの制御と生命機能 エピジェネティクスの制御と生命機能さきがけ独立行政法人科学技術振興機構

研究成果報告会(第1期生) エピジェネティクスの制御と生命機能

開催趣旨

  エピゲノムはゲノム情報を高度に活用するための装置で、生命とともに発展してきました。その活用戦略は驚くほど緻密で、DNAメチル化・ヒストン修飾等による制御の全貌が明らかになりつつあります。また、感染・ストレスなどの環境要因によるエピゲノム変化はがんの原因となりうることが知られており、最近はその他の多くの疾患にも関与する可能性が示されています。
  我が国はエピジェネティクス・エピゲノム研究において、米国に次ぐ論文数を産出し、大きな貢献をしてきました。また、エピゲノム調節は幹細胞のリプログラミングにも重要であると考えられます。それらを受け、JSTでは、2009年以来さきがけ「エピジェネティクスの制御と生命機能」、2011年以来CREST「エピゲノム研究に基づく診断・治療へ向けた新技術の創出」で、この分野の研究を支援しています。CRESTでは、国際ヒトエピゲノムコンソーシアムへも参加し、国際協調のもと次の飛躍に備えた標準エピゲノムを決定しています。NEDOでは、2010年以来「後天的ゲノム修飾のメカニズムを活用した創薬基盤技術開発」を通じて、エピゲノム創薬を支援しています。
本シンポジウムでは、この分野にこれまでに馴染みが薄かった方も含めて、エピゲノム制御の精緻な仕組み、その破綻と疾患の関わり、医療への応用の現況をご紹介したいと考えています。そのために、これらの分野の専門の研究者の方に、各分野のオーバービューと研究の最新動向とを合わせてご紹介頂くようにお願いしました。パネル&フロアディスカッションも開催し、今までの成果を医療・産業に応用していくために、また、さらに本分野の学術を発展させるために、アカデミア・産業界・政府はそれぞれ何をするべきなのか、ご参加の方々と議論を深めたいと考えています。 各界の方々のご参加とご発言を心よりお願い申し上げます。

プログラム

2013年4月19日(金) 10:00~19:30

10:00~10:30 開会挨拶 向井常博(西九州大学/JST)、森田弘一(NEDO) 来賓挨拶 文部科学省、経済産業省
10:30~12:10
セッション1:
エピジェネティクスによるゲノムの 高度活用戦略
座長:眞貝洋一 (理化学研究所)
「エピジェネティクスの過去・現在・未来」
佐々木裕之(九州大学)
「高次脳機能を支えるエピジェネティクス;ショウジョウバエから学べること」
平野恭敬(京都大学大学院医学研究科(特定准教授)
「シロイヌナズナのエピ遺伝学」   
角谷徹仁(国立遺伝学研究所)
「エピジェネティック遺伝;消すべきか消さざるべきか」   
岡田由紀(東京大学)
12:10~13:30 昼食・ポスター発表
13:30~15:05
セッション2:
エピジェネティクス機構・エピゲノムの破綻と疾患
座長:久保田健夫 (山梨大学)
「エピゲノムトランスレーションへ向けた世界の協調と競争」
牛島俊和(国立がん研究センター/JST)
「生活習慣病とエピジェネティクス」
藤田敏郎(東京大学)
「精神疾患とエピジェネティクス」
岩本和也(東京大学)
「がんとエピゲノム異常」
金田篤志(東京大学)
15:05~15:30 休憩
15:30~16:20
セッション3:
エピジェネティクスを如何に医療へ生かすのか
座長:山田泰広 (京都大学)
「再生医療に用いるヒト多能性幹細胞のメチル化評価」
梅澤 明弘(国立成育医療研究センター)  
「エピゲノム創薬へ向けてのオープンイノベーション」
油谷浩幸(東京大学)
16:30~17:30 セッション4:パネル&フロアディスカッション
17:30~17:40 閉会の挨拶 牛島俊和(国立がん研究センター/JST)
18:00~19:30 ポスターによる意見交換会【懇親会】

お知らせ

参加費 無料 (但し、懇親会18:00~19:30 は有料 3,500円)
主催 (独)科学技術振興機構
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構
申し込み先 下記メールフォームよりお願いします。
お問い合わせ先 sympo.epi@jst.go.jp
又はTEL :0952-97-8523 FAX :0952-97-8524

アクセス

会場 : アキバホール
〒101-0022東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル
TEL : (03)5209-6285
URL : http://www.fsi.co.jp/akibaplaza

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